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今回は、「北海道・東北地方の窓ガラスの特徴!二重窓のメリット、デメリット」について、解説していきます。
目次
北海道・東北地方の窓ガラスの種類は、複層ガラス・Low-E複層ガラスが主流
窓ガラスの全種類は下記になります。
フロート板ガラス
型板ガラス
すり板ガラス
網入り板ガラス
■機能ガラス
複層ガラス
Low-E複層ガラス
真空ガラス
強化ガラス
合わせガラス
■その他ガラス
エッチングガラス
和紙調ガラス
高透過ガラス
熱線反射ガラス
熱線吸収ガラス
上記の中で北海道・東北地方では複層ガラス・Low-E複層ガラスが主流になります。新築では、同様のガラスが全国標準になってきています。
複層ガラス・Low-E複層ガラスが選ばれる理由は、下記になります。
①断熱性能が高い
②結露対策になる
③Low-E複層ガラスは赤外線や紫外線をカットする特性があり、夏の暑さ対策にもなる
④Low-E複層ガラスはより断熱性能・結露性能が高い
ただし、Low-E複層ガラスのうち遮熱タイプは「冬の日中の日光まで遮ってしまう」というデメリットがあります。
北海道・東北地方の窓ガラスの構造は、引き違い窓・すべり出し窓が主流
窓ガラス構造の全種類は下記になります。
上げ下げ窓
すべり出し窓
倒し窓
開き窓
突き出し窓
引き込み窓
ルーバー窓 (ジャロジー窓)
オーニング窓
はめ殺し窓 (FIX窓)
ツーアクション窓 (ドレーキップ窓)
回転窓
上記の中で北海道・東北地方の窓ガラスの構造は、引き違い窓・すべり出し窓が主流になります。新築では、同様の窓構造が全国標準になってきています。
引き違い窓が選ばれる理由は、下記になります。
①窓が引い違いなので、窓周囲のスペースが自由に使える
②開閉する度合いを調節しやすい
ただし、「外側のガラス面の掃除がしにくい」というデメリットがあります。
すべり出し窓が選ばれる理由は、下記になります。
①省スペースで済むため外から見えにくい
②外の風を室内に取り込みやすい
③外面の窓の掃除がしやすい
④窓を小さくできるので、防犯対策になる
ただし、「窓を開いている状態で雨が降ると、室内側の面も濡れる」「窓が小さくすると、日光が入りづらい」というデメリットがあります。
北海道・東北地方は窓ガラスに内窓をつけ、二重窓にするのが一般的(昔の話)
北海道・東北地方は窓ガラスに内窓をつけ、二重窓にするのが昔は一般的でした。
現在の新築は、北海道などの豪雪地域でも二重窓はあまりなく、一枚の複層ガラスのみが主流です。
二重窓、内窓とは
窓にガラス戸を二列に配置したもので、サッシが2つある窓のことを指します。引き違い窓のみ、設置可能です。
二重窓、内窓のメリット
①二重なので、断熱効果が高い
②二重なので、結露対策になる
③二重なので、防音効果が高い
二重窓、内窓のデメリット
①内窓を取り付けられるだけの窓枠のスペースが必要
②窓が二重なので、開け閉めするのに手間が倍かかる
窓サッシの材質は、樹脂サッシが結露対策で一般的
窓サッシの材質の全種類は、大きく分けて下記になります。
アルミ樹脂複合サッシ
樹脂サッシ
木製サッシ
上記の中で北海道・東北地方の窓サッシの材質は、樹脂サッシが主流になります。
①熱伝導率が低いため、結露が生じづらい
②熱伝導率が低いため、カビが発生しづらい
③樹脂は金属ではないため、錆が発生しない
ただし、「アルミと比較すると耐久性がやや低い」というデメリットがあります。