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今回は、「沖縄の屋根の特徴! 陸屋根のメリット、デメリット」について、解説していきます。
沖縄の屋根材の種類は、粘土瓦が主流
屋根材の全種類は下記になります。
セメント瓦
コンクリート瓦
化粧スレート
天然スレート
トタン
ガルバリウム鋼板
銅板
アスファルトシングル
上記の中で沖縄では、粘土瓦・コンクリート屋根が主流になります。粘土瓦が選ばれる理由は、下記になります。
①耐用年数が長い(釉薬瓦で50~100年、無釉瓦で30~50年)
②色が豊富でデザイン性が高い
③断熱性が高い
④防音性が高い
⑤瓦と野地板の間に空気層があるため、通気性が高い(結露しにくい)
⑥塗装が不要
ただし、工事費用が高く、重いため耐震性が低下するというデメリットがあります。
コンクリート屋根が選ばれる理由は、下記になります。
①耐用年数が長い
②防音性が高い
ただし、断熱性は断熱材の有無や断熱塗装(防水塗装)などによります。
沖縄の屋根の形は、陸屋根が主流
沖縄の屋根の形は、陸屋根が主流になります。
沖縄の屋根と言えば粘土瓦が有名ですが、高価なため近年は陸屋根が使用されています。
【屋根の形一覧表】
沖縄の陸屋根とは
陸屋根とは、屋根に傾斜を持たせることなく平らな状態の屋根を指します。
陸屋根が採用される理由は、台風対策を目的としています。
陸屋根のメリット
①平らなので、屋根のメンテナンスがしやすい
②平らなので、太陽光発電を設置しやすい
陸屋根のデメリット
①屋根裏部屋がないため、スペースを有効活用できない
②屋根裏部屋がないため、2階が暑くなりやすい
沖縄の屋根豆知識:琉球赤瓦とは
琉球赤瓦とは、下記になります。
沖縄赤瓦(おきなわあかがわら)は、沖縄県で産する赤色の粘土瓦である。琉球赤瓦(りゅうきゅうあかがわら)ともいう。なお、沖縄県で産する瓦を色にかかわらず総称する場合には、琉球瓦(りゅうきゅうがわら)、島瓦(しまがわら)と呼ぶ。
引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B2%96%E7%B8%84%E8%B5%A4%E7%93%A6
粘土瓦には 釉薬瓦と無釉瓦があります。
①釉薬瓦:光沢が増し防水性を高めるために釉薬が塗られている瓦。高温で時間をかけて焼かれる。
②無釉瓦:釉薬を塗っていない瓦
琉球赤瓦は無釉瓦で素焼きのため、吸水性が高いことが特徴になります。そのため、雨の際は重くなり風に飛ばされにく、また吸った水分が蒸発する際の気化熱により涼しくなるなどの利点があります。