当記事ではM構造、T構造、H構造の調べ方と相場について、解説します。
目次
火災保険のM構造、T構造、H構造とは
火災保険のM構造、T構造、H構造について解説します。
M構造、T構造、H構造の違い
M構造、T構造、H構造の違いは下記になります。
項目 | 詳細 |
M構造 | マンション構造の略称。共同住宅で耐火建築物であること。(例:コンクリート造のマンションなど) |
T構造 | 耐火構造の略称。共同住宅で耐火建築物ではない建物。一戸建てで柱がコンクリート、レンガ、石、鉄骨で造られている建物。 一戸建てで耐火建築物、準耐火建築物、省令準耐火建物に該当する建物。(例:鉄骨造の一戸建てなど) |
H構造 | 非耐火構造の略称。(例:上記に該当しない木造の一戸建てなど) |
※ツーバイフォーなどの省令準耐火構造の住宅は「T構造」に格上げされ、保険料が大幅に安くなり、地震保険への加入もしやすくなります。
M構造、T構造、H構造の調べ方
確認方法は保険会社「損保ジャパン」の公式ページにて詳細に分類されていましたので、引用いたします。
重要な点は、「建物の種類」「共同住宅かどうか」「法令上の耐火性能」「法令上の主要構造部」になります。
引用元:損保ジャパンの公式サイト
耐火建築物とは、建物の主要構造部(柱、梁、床、屋根、壁、階段など)に耐火性能のある材質等が使用されている建物のこと(建築基準法による)。
準耐火建築物とは、耐火建築物の条件を満たしていないが、それに準じた耐火性能がある建築物のこと(建築基準法による)。また、木造だとしても、外壁の開口部で延焼のおそれのある部分に防火戸等を有するなどの設備も準耐火構造に含みます。
省令準耐火建物とは、勤労者財産形成促進法施行令の基準を定める省令に基づく準耐火構造を指します。
M構造、T構造、H構造の火災保険料の相場
M構造、T構造、H構造の火災保険料の相場は、下記の通りになります。
M構造、T構造、H構造の火災保険料について
耐火性能が高いほど、保険料が安くなります。
項目 | 詳細 |
M構造 | 安い |
T構造 | 平均的 |
H構造 | 高い |
下記にて簡易的な火災保険料を算出できますので、ご利用ください。
T構造(省令準耐火構造)は割引される
T構造が割引される要因として、耐火構造であることにより被害があまり大きくならないことが挙げられます。
木造と鉄骨造、火災保険料の差額はいくら?
木造と鉄骨造、火災保険料の差額は約2倍違うと言われています。
(鉄骨造が年間40万円なら、木造は年間80万円というイメージです。)